がんのリハビリテーションの取り組み

リハビリテーション科 理学療法士主任 佐々木 美穂子

がんと共存する時代を迎え、自分らしく生きることを再構築できる支援が求められるようになり数年が経過しています。
当院では専門の研修を受けた理学療法士4名、作業療法士3名、言語聴覚士1名が患者さん一人一人の症状や状態に合わせたリハビリテーションを行っています。
具体的には手術前・術後早期、抗がん剤治療・放射線治療前からリハビリテーションを開始し、機能障害や合併症を予防します。
機能障害、筋力・体力低下のある患者さんに対して最大限の機能回復、運動能力の維持・改善を試みます。
また、緩和的リハビリテーションでは患者さんやご家族の要望を尊重しながら身体的、精神的、社会的にもQOLを高く保てるように援助します。
各病期やその時々の患者さんの身体状況に応じて、自助具・歩行補助具の使用や動作のコツを指導し動作をより楽に行う方法を提案したり、疼痛を増強させない動作の指導、生活環境の工夫・環境整備の助言、心理的サポートを行うことも重要な役割です。病期に合わせた目的・目標や患者さんとご家族の要望を十分に把握しながら行っています。
私たちが日々心掛けていることは、患者さんとの信頼関係です。
触れることやコミュニケーションを大事にしながら日々の状況変化に気付き、できたことに対する喜びを共有することは私たちの励みにもなります。
また、痛みなどの身体状況、日常生活で困っていることなどを正直に伝えてもらうことで解決方法を多職種で考えることができます。
当院では多職種で情報を共有し共通の目標を持って協働しており、患者さんが自分らしく生きることができるように支援しています。
入院生活のみならず、自宅への外出・外泊の支援、退院後の介護サービスの円滑な導入・調整の助言なども協力して行っています。
チームの一員として私たちリハビリテーションスタッフも常に責任と思いやりの心を忘れずにこれからも知識や技術を向上させていきたいと思います。
そして、今後は院内外関連職種や地域の方々に対する啓発発動も行っていく必要があります。
まずは何か質問や相談をしてみたい方はどうぞ、お気軽にお声を掛けてください。



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