緩和ケア認定看護師に合格して

西2階病棟 看護主任 畠山 弥生

2010年人口動態統計よると、がんによる死亡者数は年間約35万人、3人に1人ががんになる時代です。当院にも多くのがん患者がおり、私は看護師として患者に傾聴を心がけ、患者・家族が納得できるようにと携わってきました。
しかし携わりが増えることで、「ここで死ぬの」と患者に話され、“どのように言葉を返したらよかったのか”“家族の希望はなかったのか”等の悩みが強まり、答えや根拠を知りたい、というような事が緩和ケア認定看護師教育課程へ踏み出すきっかけとなりました。

去る7月4日ついに審判が下されました。
これまでに経験をしたことがないほど自己学習をし、いざ試験会場へ赴きました。
試験問題は読むほどほとんどが不適切問題としか思えなく、「勉強したことは無駄だったのか」と肩を落とし帰路に就きました。
個人的には、よく頑張った、反面結果を出せなく支えてくれた多くの方々に申し訳が立たない、でも結果は蓋を開けるまでは分からない淡い期待感が入り混じる日々が続きました。
徐々に訳も分からぬ恐怖観念と睡眠障害に苛まされ、病棟のスタッフには、迷惑や心配をかけました。結果は「合格」の二文字が目に入り涙が零れ落ち、張りつめていた気持ちが安堵感に変わった瞬間でした。

安堵感から2週間も過ぎると「認定」の重さに気づき、今後の活動を明確にする必要性を考えはじめました。
教育課程では、がん性疼痛・全身倦怠感などの症状緩和や、終末期の口腔ケア・エンゼルケア等を習得しました。
しかし、経験値が少ないので、部署・緩和ケア委員会のスタッフと共に悩み考えながら実践し、知識・技術を普及させていきたいと考えております。
また、緩和ケア委員会が実動部隊として活動できるように具体的な方向性を示し、患者・家族が当院で充実した緩和ケアが受けられるように、緩和ケア認定看護師としての活動を担っていきます。



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