ナースキャップの廃止について

看護部長 佐々木 信子

今から十数年前、多くの病院は順次ナースキャップの廃止に踏み切りました。
その根拠には、ナースキャップが不潔、ベッドサイドで処置をする際に点滴セットに触れて外れそうになったことや、医療機器のボタンに触れて誤作動させたりなどの事故を経験していることなどがありました。

当院でも7年前ナースキャップに関して検討しましたが廃止賛成は半数でした。
「ナースキャップが不潔」に関しては、細菌検査なども行い検証もしましたが菌等は検出されず、廃止には至りませんでした。

現在はナースキャップをしている病院も更に減少してきており、衛生面、安全面、看護師の働きやすさについて見直すため、昨年10月にアンケート調査を行いました。
結果、「廃止賛成」は242名(90%)、「廃止反対」は25名 (9%)、「どちらとも言えない」は4名 (1%)でした。賛成理由は、「人、物にぶつかり業務の支障になる」196名(72%)、「脱毛、頭皮のかゆみ、圧痛があり身体的に障害となる」135名(49%)、「ナースキャップは不衛生である」172名(63%)、「廃止する事は時代の流れである」103名(38%)でした。反対理由は、「身だしなみ、髪型がまとまらなくなる」20名(7.3%)、「髪の乱れが気になり頭に手をやる」12名(4.4%)、「精神的に気持ちが引き締まる」9名(3.3%)、「他職種や患者、家族から見て看護師であることがすぐわかる」18名 (6.6%)等でした。

結果をもとに、当院でも検討を重ねてきましたが、衛生面や安全面、看護師の働きやすさを考慮し、平成25年4月1日よりナースキャップを廃止することにしました。
これまで以上に、身だしなみを整え患者さんと向き合っていきたいと思います。



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