フットケア外来の開設について

フットケア外来看護師 八重樫 美樹

4月から毎週金曜日に、糖尿病患者さんを対象とした完全予約制のフットケア外来を開設しました。
血管外科の中島先生と、看護師の北田主任、八重樫の3名で担当することになりましたので、今回はフットケアについてお話させていただきます。
まず、フットケアというと、エステやマッサージで行う足を美しく見せるケアを想像する方もいるかと思いますが、医療、看護の現場で行うフットケアはそれらとは目的が異なります。
一番の目的は、足のハイリスク疾患を持つ患者さんの切断を回避し、より快適な日常生活を送れるように援助することです。足の切断は、靴擦れや熱傷(やけど)といった日常生活の中でつくってしまうほんの些細な傷がきっかけとなる場合が非常に多いといわれています。
足病変で代表的な疾患といえば糖尿病ですが、現在日本人の5人に1人は糖尿病、またはその予備軍といわれ、年々増加している病気のひとつです。
糖尿病には様々な合併症があり、糖尿病網膜症になると視力低下から深爪するなど、足のケアが正しく行えない場合があります。
また、感染を起こしやすいため、白癬(水虫)になったり、傷がジュクジュクして治りが悪いといったこともあります。
さらに、糖尿病の合併症として神経障害があり、足の痛みを感じにくい、感覚が鈍いということから、傷や熱傷に気づかず、発見したときにはすでに切断が必要だったというケースも多くあります。そのため、普段から足について関心を持ち、足に傷をつくらないという予防対策がとても大切です。
具体的にフットケア外来で何をするかというと、足の診察や簡易的な神経検査、足浴や爪きり、胼胝(たこ)や鶏眼(うおのめ)の処置などを行います。
また、日常生活での正しい足の手入れの仕方や、靴の選び方などもお話させていただきます。靴については、必要と判断した方には専門の靴屋さんと相談していただくこともあります。



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