ギリ・アラフォーの挑戦

東2階病棟主任 畠山 弥生

世間では受験シーズン。過去に受験らしいこともない私がその波の中にいた。

昨年11月、無謀とも思えたが緩和ケア認定看護師になるために入学選抜試験の門扉を夢を叶えたい一心で一大決心をした。
現実は厳しく7枚に及ぶ願書の作成。1ヵ月以上かかり期限2日前に投函できた。
さて試験は専門科目T・U、小論文、面接とあるが専門科目?何を教科書にするの?勉強はどうやってするの?小論文なんて書いたことがない、低レベルからのスタート。
まずは、家庭環境を整える。義母に家事をお願いした。子供達に協力を要請。
しかし小学3年の次女には無理難題。帰宅するなり、「学校で○○ちゃんがね」「頭が痛い」「ここがわかんない」と必死に絡んでくる。
平日の休みだけが貴重な時間、それなのに「あーもう静かにしてよ」「なんで勉強させてくれないのよ」普段にも増して頭の血管がブチ切れる日々。

いつしか試験前日。義母はカツの恵方巻き作り、中学1年の長女は手作りのお守りで応援してくれた。
いざ出陣!会場は黒のスーツ姿の人々、参考書を黙々と読んでいる。
この光景にさすがの私が心臓がバクバクし空気にのまれる。非情にも時間だけは過ぎ専門科目が終わり凹む。小論文でも更に凹む。面接は15分の時間を超え終了。
会場を後に「だめだ、絶対に落ちた、どうしよう申し訳ない」その後発表までは恐怖との戦いだった。

2月10日11時私は看護部長室に居た。
緊張に、恐怖に、末梢冷感、涙がすでに溢れパソコン画面がよく見えない。
「あったーうそやったよ」さながらテレビの合格発表の風景。ギリ・アラフォーの初体験だった。

40歳を過ぎてからの試験は多くの方からの後押しと支えにより一歩踏み出すことができとても感謝している。これからの道はいばらの道と聞いている。自らの決心を揺るがさず、今年6月から8か月間努力しなければと改めて思っている。




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