患者さんからの投稿

現在、外来通院されている松村安佐子さんから、『いつまでも生き続ける元気を持ちたいから…』という作品を投稿していただきました。

『 いつまでも生き続ける元気を持ちたいから… 』 平成20年8月18日記
 〜 透析で頑張っているお仲間の皆様へ 〜

私は、透析を初めてから三年目になりました。
最初の頃は明日は透析と思えば、ものすごい嘔吐に見舞われて最中にも吐き気がして大変でした。終わった後も食事も摂れず、本当になんでこんなに具合が悪くなるのかと泣きたい気持ちでした。
よく入院中の主治医の先生に「私こんなに吐いてばかりでどうなるの、過敏性超嘔吐症候群?」なんてへんてこりんな名前を自分で付けて先生を困らせていたものです。  
そんな辛い思いをしながら段々に週三回から、二回に減り、とうとう透析室に入り体重をはかれば「今日も数値がいいからしなくていいよ」ということが何回かあって、とうとうめでたく退院の運びとなったのですが、夫に先立たれておったので大病のあとの長い闘病生活で手指に震えがあり、一人暮らしができなくなり施設のお世話になって一年二ヶ月過ごしております。
しかし、人間というものは、あれほど苦しんだ後でも自由な生活に戻ればつい堕落してしまい食べ物の誘惑に負けてしまうものです。
私も、水分、塩分には気を付けて下さいと言われているのに、入院生活から解き放たれてつい自由になり、一回くらいは大丈夫なんて変な自信があり、施設暮らしから五ヶ月後ものすごく息苦しくなり、即、透析に舞い戻ってしまったのでした。
しかも、あのおいしいメロンが大敵なのもおかまいなく、贈り物の有り難さとおいしさの誘惑に負けてしまい、あのときも苦しさと、舌がしびれる感覚が起きて予定日を待つことなく、「すぐ明日来なさい」との指示で即、透析、自分ながら本当にバカ者だと思うと共に、病気に対して余りにも無知だからなのだと悟りました。
だったらバカは自分の身体を知らなければ同じことを繰り返す。だったら、なぜ、自分が透析を受けねばならなくなったのか、そして又、これ以上悪くならないための自分でしなくてはならないことは何か、しっかりと覚えて諦めず、惰性だけで生きていくなんてまっぴらご免である。と思ったのです。
そして、たった一つだけのご先祖様からの授かりもののこの命を大切に生き続けていきたいから、透析をお受けのお仲間の皆様と共に自分の身体を知ることと、楽しく生き続けるこれからのことを、語る会、でもあればと願っている一人でございます。
みんなで、自分の身体を知りましょう。そしてもっと、もっと明日に希望を託して、残された家族たちのためにも語りませんか。
「諦めることは、事を明らかにすることだ」と教えられました。事を明らかにしたら、前進めで頑張ろうではありませんか。



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